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【ノウハウ-脳科学・アプリ-】公認心理師の国家試験に合格した勉強法

2022 10/22
タノ先生

今回の記事では、
私が国家試験に合格した勉強法について
お伝えいたします。

グラまる

多くの人からのアドバイスと、
科学的に効果があった勉強法をまとめした。
試験・勉強に取り組む方の力になれればと思います。

ちなみに・・・公認心理師試験
公認心理師試験は,公認心理師法第5条に基づき「公認心理師として必要な知識及び技能」について行われる。 また,同法第2条では「保健医療,福祉,教育その他の分野において,心理学に関する専門的知識及び技術をもって」公認心理師の業務を行うこととされている。
一般財団法人 日本心理研修センター

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目的と目標

勉強の初めは【目的】を言語化ところからでした。
「試験に合格する!」は目標です。
これではフワっとしていて、目指す先が分かりません。

「何のために合格したいか」が目的です。

私の場合、小学校の教師を退職した直後でした。
肩書きも資格もない中、それでも教育には携わりたい。
その時、活動に説得力が欲しいと思いました。

資格をとり、説得力と自信をもって伝える人になる。

これが私の目的でした。

これをノートやスマホのメモに書き、知人にも伝えました。
そうやって「勉強の目的」を言語化することで、迷った時の指針になりました。

これが勉強のスタートです。

試験分析

次に、試験の分析を行います。
先程の「試験に合格する」というフワッとした目標をしっかりと捉えていきます。
つまり「どうすれば合格するのか」を数字で表すのです。

公認心理師試験の合格基準を調べました。
※試験概要の全て:ブループリント

(1)《問題数と時間》
・230点満点中最低138点以上。(60〜65%)
・午前77問、午後77問、計154問が出題。
・各120分(2時間)
・一般問題は116問(1点)
・事例問題は38問(3点)

となります。
事例問題は3点!全て正解で114点です。
配点の大きさが分かります。

さらに、公認心理師試験では、
ブループリントという 試験設計表が示されています。
各分野の出題割合が示されています。

ブループリントの出題割合

つまり
・24分野あり、出題割合のばらつきがある。
・割合が大きいのは、事例への対応が問われる
  1〜  3「公認心理師としての職責」
16〜19「福祉・教育・司法」
・一方で2%の問題は知識を問われる分野

また、さらに色々なサイトを見てみると、

《出題傾向》
・5肢択一(5つの選択肢から1つを選ぶ)約110問
・4肢択一(4つの選択肢から1つを選ぶ) 約20問
・5肢択二(5つの選択肢から2つを選ぶ) 約20問の3種類
※適切選択は約120問、不適切選択は約30問

《難易度》 
☆難易度A(26問)
 5つの中から完全にランダムで選ばざるを得ない難問。
☆難易度B(66問)
 正解の選択肢を2つor3つまで絞り込むことが出来る問題
☆難易度C(62問)
比較的正解を1つに絞り込みやすい問題。

ここまで分かります。

最後に戦略を立てます。

・事例問題で得点を取り、難易度Cを確実に得点。
・事例問題は38問。全問正解で114点。
・難易度C は62問。全問正解で  62点。
→事例問題と難易度Cで176点。7割で105点。
→事例問題AとBで92問。5割で46点。
⇨合計で151点

グラまる

このように「数字」で分析することで、
「どれだけ得点すればいいか」が明確になります。

明確な数字にすることで「不安対策」になります。
中には「捨てていい問題」もあります。
「難問は半分当たれば御の字!」くらいに考えると気持ちが楽になります。

過去問:赤本(5回繰り返し・解像度を上げていく)

といっても、最初から戦略通りにはいきません。
そもそもテキスト選びで私は失敗しました。
そして最終的に私が使ったテキストはこれだけです。

通称赤本と呼ばれます


この一冊をひたすらやりました。
なぜこの本を選んだかというと、
・過去問全てと模試が収録
・基本的な知識まとめと解説がある

・難易度を三段階で表していて「捨て問」も分かる
が理由です。

今回の心理の試験は、重箱の隅をつつけば専門家でも分からない問題があります。
そのため、まず過去問から傾向をつかむことが大切です。

1回では分からないので、一冊を繰り返し解きます。
そうして、最終的にはただ解くだけではなく
正答以外の選択肢や、正当の根拠をもてるように、
掘り下げることが重要になります。

このあたりは、この動画がおすすめです。
その理由をしっかり解説されています。
※リンク先は心理カウンセラーの試験対策の動画です


今回私は5回繰り返しました。

・・・こう書くと多く思えると思います。
ですが、段々と早くなります。

1回目:850問
→2回目:不正解の400問のみ
→3回目:不正解の200問のみ
という風に解く問題が減っていくからです。

仕事しながらでしたので、
1周目には2ヶ月くらいかかりましたが、
2周目は1ヶ月、3回目は2週間、
4回目・5回目は1週間かからなくなりました。

回数が増えると問題集というより、参考書のようになります。
半年の期間をとり、それぞれのスケジュールとしては、

1周目(2ヶ月):分からない問題だらけ。心が折れるがとにかく終わらせる。
2周目(1ヶ月):できる・できない問題がはっきりしてくる
3周目(1ヶ月):得意な分野を伸ばし・苦手範囲を穴埋め
4周目(2週間):講座・模試の曖昧な点を復習していく
5周目(2週間):試験前の最終確認

こんな感じでした。
半年間ですが、合計しても6ヶ月にはなりません。

その理由は、何度も心が折れたからです。

当時の私の過去問終了時の分析です。

1回目終了時(正答率が高いのは7テーマのみ、他は50%以下)
2回目の分析(オレンジは得意分野。青と緑は苦手。暗記系が苦手)
2回目のための勉強指針。⑦は大変そうだったので、①の得意分野からやることにした。

上から分かるように、正答率50%以下が多かったです。
頑張っても、全然成果が出ず、勉強できない時期もありました。

そこで、大切にしていたことがあります。
それは、セルフ・コンパッションです。

これは、自分を思いやるという心理用語です。
勉強ができない時も「そんな時もあるさ」と自分を慰めます。

そうするうちに、最初の目標を思い出します。
資格をとり、説得力と自信をもって伝える人になる。


決して自分を責めてはいけません。
そのためにはギリギリのスケジュ ールを立てないことです。

怠けるのは良くないですが、挫折やできないことも考え、少し余裕をもってスケジュールを作りましょう。

モチベーショングラフ。人のモチベーションには波が起こる

時間:Googleカレンダー(勉強時間を確保)

一方で、人は怠ける生き物です。
日々の忙しさやその他の誘惑に負けます。

それを本当の意味で打ち破る唯一の手段があります。

それは「習慣」です。

ここで誤解にならないようにいうと、
「習慣=意思の強さ」ではありません。
逆に、意思が弱い人ほど、習慣の力を使う必要があります。

「よしがんばるぞ!!!」は、持続しません。
そうではなく当たり前にするのが習慣です。
ちょうど「歯みがきする」ように。

歯磨きに努力はしない。でもしないと気持ちわるくなる

歯磨きは頑張らない。
でも、しないと気持ち悪いし、大体同じ時間にやります。

また、手順も考えなくても覚えています。
歯ブラシを濡らし、歯磨き粉をつけ、磨き、うがいする。
これを毎日繰り返してますが「努力」とは呼びませんよね?

勉強も同じです。もし難しいなら、ITの力も借りてみましょう。
私の場合Googleカレンダーを使いました。

Googleカレンダーは繰り返しの予定を入れることができる
繰り返しもできる

繰り返し機能・数分前に教えてくれるリマインドもあります。
私が重宝したのは「家族カレンダー」です。

家族共有のGoogleカレンダーに入力することで
「この時間は勉強」と分かってくれて集中させてくれました。

社会人の方は、特にまとまった勉強時間の確保が難しい。
でも、まとまった1〜2時間の集中の時間は絶対必要でした。

理解が得られるように、そんな工夫もおすすめです。

アプリ:Evernote(メモ・検索)

ここからは、具体的な学習方法です。
2回目以降は、用語をメモするようにしました。

ですが、分からない単語の方が圧倒的に多い。
ノートにメモしても、探すのが大変でした。

最初のノートはこんな感じでした。

ルーズリーフに章ごとに内容をまとめました。紙を追加できるのが良い

1〜2ヶ月の直前の時期には力を発揮しましたが、まとめるのに時間がかかり、その間にどんどん内容を忘れていきました。

・すぐにメモする
・探すのを早くする

この2つを満たしたのが、Evernoteです。

Evernote

Evernoteはメモ型のノートアプリです。
ですが、カテゴリごとにまとめたり、写真を追加したりできます。
また、文字の検索ができるため、瞬時に探したい内容を見つけられます。

↓実際の画面

Evernote使用画面

「あの単語どういう意味だっけ?」
「この内容、前にもあったな・・・」をすぐに確認することで、
記憶は定着しやすくなります。

記憶の定着は、参照回数と結びつきの強さです。
このEvernoteを使うと、電車でも隙間時間でも気になった時に確認できます。

調べて、メモ。
内容を調べたら、文や画像を付け足していく。
画像も一緒に添付できるので、視覚的にも効果的でした。

ノート術:メモリーツリー(関連を捉える)

Evernoteの長所は、手軽さと検索です。
一方で弱点は「関連性を捉えづらい」です。

知識は「点」では定着しづらい。
知識同士を「線」にし、カテゴリで「面」にした時に、長期記憶化します。

関連を捉えるためにおすすめの方法は、メモリーツリーです。
メモリーツリーは、その名の通り樹木の枝を伸ばすように、
単語や内容をつなげて記録する方法です。

タノのメモリーツリー。情報が繋がっている。

この時大切なのは1ページでまとめることです。
「一目」で繋がりを理解することで、頭ではなく目と手で覚えます。
頭でつなげるのは重要ですが、ページをまたいで行うと脳の処理に余計な負荷をかけます。

この方法はドラゴン桜でも紹介されています。
ご興味がありましたら、こちらを参照ください。

これに加えて、先程のルーズリーフノートを活用しました。
まとめると、

①Evernoteで手軽にメモ
②メモリーツリーで関連を把握
③細かい情報をルーズリーフノートで記録

この3つを使うことで、記憶と記録を結びつけていきました。

動画:YouTube(能動的・クイズ・深堀り)

ここまでは、
記録するといういわばインプットとアウトプットの中間でした。

私が紹介する記録方法は、能動的なインプットのため、それだけでも効果があります。

ですが、定着には知識の確認が必要です。
模試や過去問でもいいですが、1つをじっくり行うと時間がかかります。
それは直前期の1〜2ヶ月で行い、まずは短い時間にたくさん確認しましょう。

そのための有効な方法が動画です。

講座:オンライン動画(知識を1つの形にする)

YouTube動画は、広く浅く確認するために有効です。
ですが、Evernoteの時と同じく、知識は線・面が重要です。

また、今回は「深さ」も問われる試験となります。
「なぜその答えになるのか」「なぜ他は間違いなのか」はもちろん、
「制度の考え方」「歴史背景」「単語の捉え方」などは、無料の動画では限界があります。

そのため、おすすめは予備校などの講座です。
費用がかかりますが、合格のために講師が練ったものです。

最近はオンラインアーカイブもあり、何度でも視聴することが可能です。
個人的には、この動画を見たことで合格できたと思っています。
※案件じゃないです


正直「知識を結びつける」ことが一番難しいです。
確かな知識がない丸暗記では、出題者に少し捻られたらアウトです。

ですので、知識の深掘りをすることはとても大事です。
また、模試もセットでついてくることがあります。

特に直前の時期に公開が始まります。
私は河合塾のファイブアカデミーを受講しました。

全体:模試(実力を測る・穴を埋める)

そして、やはり王道は模試です。
実力を測り、穴を埋めることができます。

大事なのは、点数そのものではありません。
どこができて、どこが苦手なのか。

イメージはドラゴン桜に出てきた四章限での分析です。

ドラゴン桜2 ふせんマトリクス

そして、分析の時に立てた得点とどれくらい開きがあるか。
それを見直してみましょう。

ちなみに、少し余談ですが、私は模試で一度も合格点をとったことがありませんでした。

すべて10〜20点点足りずに絶望していました。

でも、自信のないままテストに望むことが一番恐ろしい。
何をしたかというと、

試験前日に前回試験を印刷して解きました。
赤本は5周終了済み。できないわけがありません。

当然8〜9割近くとれました。
でも、それが不思議と自信になりました。

最後に

国家試験の勉強法、いかがでしたでしょうか。
実体験に基づいたレポートでした。

分かったことは、勉強方法ともう一つ。
勉強に対する心構えでした。

プレッシャー・焦り・不安・怠けなど、
そんな気持ちと向き合い、認めることが大切でした。

ちなみに不安になった時は、
Facebookのコミュニティにコメントして、アドバイスをもらいました。
また逆にもらったアドバイスをまとめて投稿もしました。

以下は、試験1週間前の投稿でし。

気持ちが大切

目的・目標・分析・戦略・積み重ねはしてきた。
そこまで頑張ってきたことを信じて向かうだけ。

合格が目的ではなく、
合格して何をしたいのか、勉強の先になにを目指すのか。

そんなモチベーションが一番大切です。
読んでくださったあなたの目的が果たせれますように。

応援しています!

②記事
ノート
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